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001富士山に登ろう アーカイブ

2011年01月27日

富士山登山について

やはり、一度は登ってみたいと思う山の一つが、富士山でしょう。
日本人のみならず、外国の方も多く訪れるのが、この富士山になります。
さて、富士山が身近であるという人であっても、そうでなくても、意外と知らない事も多かったりします。
富士山は比較的開けている山ですので、遭難するような事は無いかもしれませんが、やはり失敗はしたくないものですね。
そのため、富士山登山には万全の準備で挑んでいくようにしましょう。

さて、まず富士山登山のシーズンは7~8月となっています。
これは大切な事ですので、忘れないようにしましょう。
冬の富士山の雪景色は、綺麗なものとなっていますが、富士山に登るような事はできないものとなっています。

さて、富士山においては、高山病になってしまう人もいるとされています。
特に最近では、いきなり五合目まで車で一気に登る事ができてしまいます。
そのたえ、高地に体が慣れないような事もあるそうです。
そのため、まずは十分に体調を整えて、ゆっくりと登っていく事が必要だと言われています。
それでも高山病になってしまうという人は、やはりいるそうで、高山病になってしまったという場合は、身体が全く動かなくなってしまうよりも前に、下山をする事が勧められます。

更に富士山は結構、悪天候になります。霧や雨程度ならまだ良い方であるといわれており、中には強風や落雷などになってしまう事もあります。
このような状況に陥ってしまうと、登山どころではないので、晴れの日を選ぶ事が勧められます。

富士山の登り方について

富士山に登るためには、登山道から登っていきます。
主要な登山道は4つあり、これらのルートで登っていくという事が勧められます。
それぞれ、登山道ごとに難易度も異なり、違った雰囲気を味わう事ができるでしょう。

まず富士宮ルートは、富士宮口、新五合目から登る形になっています。
すでに標高2400メートルの地点から登っていくものとなっていますので、その難易度は比較的簡単なものとなっています。
続いて、須走ルートは、須走り口新五合目から登っていくと言うものとなっており、標高は2000メートルの地点から登っていきます。
この登山口は、ふじあさみラインに接続しており、まずはここまで辿りつく必要があります。

御殿場ルートは、御殿場口新五合目、標高は1400メートルから登るものとなっています。
距離的には長いもので、かなり長い距離を登山しなければなりません。
吉田ルートは、富士山スバルライン河口湖口五合目、標高は2304メートルから登るものとなっています。

バスツアーでは大抵の場合、吉田ルート、河口湖口から登る場合が多くなっており、マイカーでの利用は、駐車場不足の問題も発生するようになっています。
登山道自体はきちんと整備されていますので、難易度の高い登山にはならず、観光登山として山頂を目指していく事ができるでしょう。
初心者の方は、富士宮ルートから登るのが比較的簡単なので、ここから利用する事が多いものとなっています。
ですが、バスツアーの都合で、河口湖側から登る事も多いようです。

富士山登山を計画する


さて、富士山登山のシーズンですが、これは夏のみとなっています。
具体的な時期としましては、7月1日にお山開きが行われ、8月26日にはお山じまいが行われるものとなっています。
特に登山客が集中するのは、7月下旬から8月上旬までとなっています。
お山じまいを過ぎてしまうと、山小屋が次々と営業を終了していくものとなっているのです。

さて、一般的なスケジュールとしましては、御来光拝観をするためには、1泊をする必要があるでしょう。
1日目の午後に、五合目を目指して出発を行い、夕刻には山小屋へと到着するようにします。
夕食後には仮眠をして、深夜に山頂を目指すと言うスケジュールです。
そして、バスツアーでは、ほとんどこのスケジュールが取られるものとなっています。

ハードなプランでは、御来光拝観をするために徹夜をする人もいます。
五合目を夜に出発して、徹夜で山頂を目指していくものです。
日帰り登山は早朝から登り始めていき、昼ごろに登頂して下山をするものとなっていますが、大抵の場合、下山は夜になります。

ゆったりと登山をする場合は、夕刻に山小屋へと到着して、山小屋で御来光を見るようにします。
そして、朝食後に山頂を目指すようになるでしょう。
御来光を山頂で見ることにこだわりを持たなければ、混雑に巻き込まれるような事もありません。
登山初心者の方は、ハードなプランにはせず、なるべくゆったりとした登山プランを立てる事が勧められます。

富士山登山のための装備

富士山登山は、それほど難易度は高くないものかもしれませんが、用意する装備はきちんと用意しなければなりません。
これを怠ってしまうと、きちんと登山しきれないような事さえありますので、かならず装備は用意をして、確認をしておくようにします。

装備の中でも必須とされているものが、ザック、靴、そして服装などになります。
ザックは、腰ベルトがついているようなものならば、左右に揺れないので疲れにくいと言われています。
特に、ペッドボトルを簡単に取り出せる事が、できるようなタイプだと便利でしょう。

靴は、トレッキングシューズを用意します。
軽登山靴など、靴底がしっかりとした、くるぶしを覆うくらいの深い靴を用意します。
これは下山時に足首をしっかりと包み込んでくれるため、捻挫の危険性は少なくなっています。
逆に靴底の薄いスニーカーなどですと、滑りやすくて、石を踏んだ時に穴が空いてしまうような事もあります。

服装は、きちんとしたものを用意するようにします。
ズボンは服が曲げやすく、伸縮性のあるズボンが良いとされています。
長袖シャツは怪我防止のために用意し、暑い時は熱中症になってしまわないように脱ぐようにするか、胸元や袖口を開放するようにします。
下着はTシャツであれば、猛暑の時に身軽になる事ができます。
宿泊する場合は、着替えのTシャツなどを用意するようにしましょう。
その他、軍手や防止、靴下なども必須のものとされていますので、必ずこの装備は用意するようにしましょう。

気候のための対策

富士山登山では、気候の為の対処をきちんとしておかなければなりません。
そのために、防寒具は必須のものとされており、夜間に登山をするならば、なおさら必要なものとなっています。
夜明け前の山頂付近でしたら、平均気温は5度となっており、寒い日でしたら、0度になるような事も少なくありません。風が吹いてくるならば、体感温度は更に下がってしまうでしょう。
フリースなど、保温性がある衣類を着て、レインスーツやウィンドブレーカーなど、風を遮る事ができるものを着ます。

雨具も、きちんと用意するようにします。
富士山では風の影響によって、雨が下から吹き上げて来るような事もあって、傘が役に立ってくれません。
そのため、レインスーツを用意しておく必要があるでしょう。
上下がセパレートタイプになっている雨具は防寒具となっており、夜間登山の場合は雨具のズボンが足下の冷えを防いでくれるようになっています。

ザックの中身が、雨で濡れないような工夫をしておく必要もあるでしょう。
ザックカバーと言うものがあって、これは購入しておいた方が無難となっています。
夜間に雨が降ってきたり、霧がかかってきたりしていると、軍手が濡れて猛烈に指先が冷たくなってしまいます。
この対策をするためにも、カビ取りなどにも使う事ができる、透明のビニール手袋を用意しておけば、軍手が濡れてしまうような事も防ぐ事ができます。

これらのものは、丸めると小さくすることができる、すぐにポケットから取り出す事ができる状態にしておくと良いでしょう。

その他の装備について

富士山登山には、その他にも色々な装備を用意しておく必要があり、あればあるほど便利になりますが、逆に重くなってしまうという難点もあります。

富士山は、日陰がほとんどありません。
そのために、晴天時には直射日光にさらされる事になるでしょう。
特に、富士宮口は南側となっているために、強烈な日差しを受けることになります。
日焼け止めやサングラスは、必須と言えます。
また、日射病や熱中症になってしまわないように、帽子や水なども必要であるとされています。

飲料は、富士山で購入すると高いものとなっています。
その値段は、大体500円くらいのものとなっているのですが、最初から沢山持っていってしまえば、重くて疲れるという事になってしまうので、不足している分は、山小屋で購入するのが一番でしょう。
特にただの水ではなく、スポーツドリンクを飲む事が勧められるようです。

防塵対策をする必要もあります。
晴天が続くと地表が乾燥して、下山道で砂埃が強烈になってきます。
タオルやバンダナといったもので対策をするようにしたり、ゴーグルなどを用意しておく必要もあるでしょう。
また、目を洗浄するために、ミネラルウォーターなども用意すると良いとされています。

その他、あると良いとされているものが、スパッツや、トイレットペーパー、携帯酸素、お弁当やおやつなどを用意しておくと良いと言われています。
食料は荷物を減らせると言う理由からか、持参しないで山小屋で注文をするような場合もあります。

富士山の登山方法について

富士山の登山では、無理をしないペースをしていく必要があります。
それも、意識的にペースを落として、ゆっくりと歩いて行く事が必要であるとされています。
少しでもペースが早くなってしまえば、心臓が猛烈にドキドキしてしまうような事もあります。
それも、やはり薄い酸素が原因となっているのです。

歩幅を小さく取って、あまり足を持ち上げるような事はせず、だらだらとゆっくりとしたペースで歩いて行くようにします。
また、一歩あたりに稼ぐ高度は、できるだけ少なくした方が良いとされています。
できるだけ大周りをするように歩くようにすると、歩行数は増えるのですが、緩やかな坂を登ることになるので、疲労が少なくて済みます。

登山のペースも、個人差が激しいものとなっています。
高所まで登って苦しくなってきた時は、歩幅を小さくして歩いていくようにします。

登山用の呼吸法というものも、あります。
高所での呼吸は速く、しかも浅くなってしまいがちですが、意識的に深呼吸をするようにします。
腹式呼吸をする事によって、大量の空気を入れていく事ができるでしょう。
酸素ボンベも、用意しておくと良いと言われています。
完全に効く事ができるわけではありませんが、中には良く効いたという人もいるとされています。

高山病も、3000メートルを超える高所となっているために、登山中に頭痛や寒気がしたり、気分が悪くなるような場合もあります。
これはオーバーペースで登った時に、そうした不快感が感じやすくなるのだそうです。

富士山登山の注意点

富士山登山についても、様々な注意点があります。
この注意点を注意しておかないと、もしかしたら、命の危険にまで及んでしまう可能性がありますので、注意をしておくようにしてください。
まず、富士山登山の危険の一つとして、落石事故があるそうです。
そのため、登山道以外には入らないようにしてください。
休憩などの為に、登山道を外れた場所に行く人もいるそうなのですが、これも危険です。

暑さ、日差しに対しても注意を払うようにしましょう。
富士山は標高は高いのですけれども、下山するにつれて、晴天の時はとにかく暑くなると言われています。
日陰も少なくなっており、日射病や脱水症状にもならないように注意する必要があるでしょう。
日よけの帽子と、水は必ず用意したいものです。

雷、強風にも注意をしておきましょう。
特に8月になると、富士山では雷が発生しやすくなり、午後から夕方にかけて多く発生すると言われています。
そのため、山頂がもう少しであったとしても引き返すくらいの勇気は必要とされています。

そしてゴミは、持ち替えるようにしましょう。
富士山のゴミ問題は、世界的にも有名なほど酷いといわれていますから、これ以上、酷いようにはならないようにしたいものですね。
自分が持ち込んだゴミは、持ち帰ります。
そしてそもそも、山小屋などではこれらのゴミを引き取ってはくれませんので、必ず持ち替えるようにします。

また、登山は上りよりも下山の方が足に負担がかかるため、下山が結構辛いというのも注意点です。

登山中の事故の例

富士山登山をする上で、わきまえておきたい事は、やはり富士山の様に登山難易度の低い山であっても、登山中の事故は起こるという事です。
落石事故から転落事故といったものも起こりえますし、心不全や日射病で亡くなってしまう方もいます。
しかしこれは、山をなめてかかってしまっているから、起こる出来事でもあります。

富士登山というものは、ゆっくりと自分のペースで登るのが、大切と言われています。
しかしながら、初心者の方ばかりのグループですと、ついつい足の早い方が先導してしまい、他の人がそれにつられてしまうというような事もあるのだとか。
特に吉田ルート、河口湖口から登っていくと、最初が平たんな為に、初めての富士登山という事もあって気持ちが浮かれてしまい、多くの人がオーバーペースになるのだとか。
そしてプロの富士登山ガイドは、こうした部分こそゆっくり歩くようにします。

速く歩いてしまった事によって、仲間が高山病などによって倒れてしまうような可能性もあります。
もしグループ登山のリーダーにでもなったならば、この点については十分に注意するようにしましょう。
登山能力の個人差について、物凄い格差であると思って良いでしょう。
してはならない事は、がんばれと急かしたりするような事です。
富士山の空気の薄さによって、頑張る事はできないものなのです。
仲間がどんどん先に歩いて行ったとしても、無理に追いついていこうとしてはならないものなのです。
自分の命を守る事ですから、早く頑張れのような事を言ってくるような仲間は無視をしてしまった方が無難でしょう。

夜間登山の寒さ対策について

ご来光を目指して深夜に登山していく場合には、欠かす事ができないものとして寒さ対策が挙げられるでしょう。
ご来光の頃の山頂では、0度近くまで気温が下がるものとなっており、しかも強風の日にはその体感温度はかなり低いものとなるでしょう。
真冬の寒さを感じる事になり、九合目以上のあたりで疲労してしまって、歩けなくなってしまった時が辛いと言われています。
山小屋で休憩しようにも、その山小屋が見つからない時は辛いでしょう。

山頂に登ってしまえば、山小屋がありますので、そこに入る事によって寒さをしのぐ事ができます。
しかしながら、頂上にある山小屋は常に営業しているというものではありません。
開店は、午前五時頃となっています。
ご来光の後は、日光が身体に直接あたってくる事によって、どんどん暖かくなってきます。

ご来光は、風の強い寒い朝の方が、きれいなものを見る事ができると言われています。
暖かな朝ならば、ラッキーと思ってしまう人も多いようですが、そんな事はないようです。

さて、途中でリタイアして山小屋での休憩を考えても、日の出前までは短時間でも宿泊扱いにされてしまいます。
朝食も含んでその料金は、7000円から8000円と決して安いものではないのですけれども、そういうものとして割切ってしまう事しかできません。
日の出の後でしたら、1時間単位で仮眠をさせてくれるような山小屋もあります。
ご来光登山用については、日中の富士山登山とは違う服装を用意しておくようにしましょう。

富士山の駐車場問題

富士山の駐車場も、混雑をします。
特に、週末や夏休みなど、登山客が大勢やってくるような時期には、富士山の駐車場も大変混雑します。
富士山の駐車場が混雑する理由としましては、もちろんながら、その収容台数が少ないというものが、根本的な理由とされていますが、それ以外にも、登山客が帰宅する時間が集中している、というのも大きな要因と言えるでしょう。

登山客の多くは、ご来光拝観を目的にしている事がほとんどです。
ご来光を見て下山してきた人達が帰っていく、午前9時頃までは、車は駐車場からほとんど出ていくような事はありません。
週末や夏休みのピーク時には、日帰り登山のスケジュールで早朝にやってくる事によって、駐車場に入りきれなくなってしまって、駐車場からはるかに離れた場所に、車を止めなければならなくなる事もあるでしょう。
その対策としましては、なるべく夜の早い内に駐車場にたどりついておく事です。

富士宮口の場合は、ピーク時にはまったく不足している駐車場となっています。
平日はガラガラなのようですが、週末、そして最盛期には、5キロも離れた場所まで路肩駐車の車の列が延びる事もあるそうで、それだけでは登山口まで歩くと2時間くらいの時間がかかってしまいます。

また、富士スバルライン五合目も富士宮口に負けないくらいの混雑をします。
この混雑に当たらないためにも、富士スバルラインは管理事務所が混雑予想をしてくれていますので、これを参考にして、混雑を外す事もできるでしょう。

富士山バスツアーについて

富士山登山のバスツアーも、数多く用意されています。
まずツアー参加費ですが、新宿発ですと、1泊2日の下山後の温泉付きツアーでは、16000円から19000円の相場で宿泊をする事ができるようになっています。
休日では、その値段も異なるものとなっています。
下山後の温泉が無いような事もありますし、食事の回数の少ないものは、その分、値段も安いものとなっています。
そして富士登山のバスツアーは、ほとんどの場合、富士スバルライン五合目から登る形になります。

富士スバルライン五合目に、昼ごろから午後に到着する形になり、昼食を摂ってから、一日目の宿泊場所である、七合目から八合目の山小屋を目指して登っていくものとなります。
その所要時間は4時間程度とされており、元気な人であれば、余裕のある時間でしょうし、年配の方ですと、少し辛いものとなってしまうかもしれません。

そして山小屋では、眠る状態ですが、混んでいる時には1畳に二人で横になるような姿になります。
これはツアーでも同じ事であって、一人あたりの幅は45センチ程度しかありません。
1枚の布団を2人で使うものとなっていますから、満足に眠る事もできませんから、前日にたっぷり寝ておくようにと、ツアーのパンフレットには書かれています。

たいていの人は、これで熟睡する事はできないと言われています。
夜遅くまで新たに到着する人もいますし、様々な音が聞こえてくるような事から、とても眠れたものではないそうです。

ツアーの2日目について

バスツアーの2日目は、どのようなイメージなのかと言いますと、山小屋で眠れた人もそうでなかった人も、ご来光を目指していくというイメージです。
お弁当などを渡してくれるようになっていますが、登山ガイドは、ツアー参加者に対して、何とか山頂でご来光を見てもらおうとするそうです。
その事から、結構速いペースで歩いて行くような事にもなるでしょう。
登山道は混雑しますし、下山道を登るような事もあります。
そして登頂する人は、約七割程度であるとされています。

登頂まで行けなくなった場合、リタイアする事になった場合は勝手に下山しないで、そのまま山小屋に翌日まで滞在する事になります。
朝食を済ませてから、山小屋の人が下山道まで誘導してくれるものとなっています。

下山の所要時間も、大抵は4時間程度と設定されており、これもなかなか厳しい設定と言われています。
大切なのは、焦らずに着実に降りていくという事になります。
ツアーのガイドさんは、一番最後の人についていく形で下山をしていくものとなるようです。
無事にバスまで辿りつくと、麓に降りて食事をしてお風呂に入るような形になります。
その場所は、ホテルだったり遊園地であったり、またドライブインであったりするそうです。

また、バスツアーは雨であっても登山を決行してしまいます。
しかしながら天候が悪化してきた場合は、八合目の山小屋でおしまいになってしまう事もあるでしょう。
この場合は、仕方ないと割り切るしかありません。

高山病について

富士山は、世界最高峰のエベレストに比べればまだ低い山かもしれませんが、それでも高山病にかかってしまう人は続出するのだそうです。
そのため、富士登山の悩みの一つとして、この高山病は大きく占めているのです。
高山病は、標高が高くなるにつれてその気圧がさがる事によって、酸欠の状態になって、血中酸素濃度が低くなる事によって起こってしまいます。
これは動悸や頭痛などにもなりますし、また二日酔いの症状にも似ていると言われています。

オーバーペースで行動してきてしまうと、ただでさえ薄い血中の酸素をさらに消費してしまいます。
高山病になりやすいかどうかについては、酸素の摂取能力が影響されていると言われています。
酸素摂取能力が高ければ、薄い空気でも酸素を効率よく取り込めるかも知れませせんし、酸欠になりにくいと言うわけです。
富士山に登ればそれが更に苦しい状況になるのは必然で、鉄分不足でヘモグロビンが少なくなっている人が、高山病になりやすいと言います。

高山病対策としては、まず高所順応をするようにします。
車で五合目に到着しましたら、しばらくゆっくりして、高所に慣らすようにしましょう。
到着してすぐ登り始める時は、ゆっくり歩いていくようにしましょう。

そして、酸素を十分に取り入れる事も大切です。
登山用呼吸法というものがありますが、普通に吐き切ってから、更に口をとがらせてフーフー吹く事によって、多くの空気を吸い込む事ができるようになっています。
疲れて呼吸が浅くなると、なおさら酸素不足になりますので、意識して大量の空気を吸い込む事が大切です。

登山の個人差に注意

富士山登山についても、個人差は大きなものです。
ガイドブックなどでは、あと30分と書いてあったとしても、それは一般的な人にとってはちょっときびしい時間設定であるような事もあるのです。
登山が上手い人は、わざと標準時間よりも2割程度時間をゆっくりさせて動くような事もあります。
逆にバスツアーなどですと、これが速すぎるペースであるような事もあるのだそうです。

特に高齢者の方は、注意をしておく必要があるでしょう。
高齢者の方が一番注意をしなければならないのは、オーバーペースによって心不全を発症する事になります。
バスツアーなどでは若い参加者と一緒に登る事になりますが、この若い人のペースに無理してついていくのは、勧められないどころか危険でさえあるそうです。
できれば、自分のペースでの登山をサポートしてくれる方と登るのがベストでしょう。
そして、若い人であっても無理なペースは禁物であるとされています。

元気な人である場合は自分のペースで登っていけば良いと言われていますが、初めての富士登山の場合は、ゆっくり登っていくのが賢明であると言われています。
しかしながら、最初の一時間をゆっくりと登っていく事が登頂への秘訣だと言われています。

標識には所要時間が書いてあって、山頂まであと~分と書いてあったのに、実際にはもっと時間がかかってしまうような事もあるそうですが、これは普通に元気な人なら可能と言う意味になります。
あくまで基準となっているのは、元気な人がいつものペースで歩いている場合なのです。

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